20代経理の職務経歴書|通過率を上げる実践的な書き方
- 採用担当者が20代経理経験者の職務経歴書で実際に見ているポイント
- 「月次決算しか経験がない」「年次決算に関われていない」という悩みへの対処法
- 経験年数別(1〜2年・3〜4年・5年前後)の例文3パターン
- 書類が通らない人に共通するNGパターンと改善例4パターン
「経理の仕事は地味で、職務経歴書に書けるアピールポイントがない」20代の経理経験者から、この思い込みはよく聞きます。
書類が通らない原因のほとんどは、経験の浅さではありません。「担当業務を羅列するだけ」で終わってしまい、採用担当者に「この人が入ったら何ができるか」が伝わらないことが原因です。
採用担当は何を見ている?
| 観点 | 内容 |
| どんな経理業務を担当してきたか | 仕訳入力・月次決算・年次決算・税務申告・監査対応など担当業務の種類と深さ |
| 数字で示せる規模感・改善実績があるか | 管理した仕訳数・処理件数・会社規模・業務改善の効果 |
| 自分から考えて動いた経験があるか | 業務フローの改善・Excelによる効率化・ミス防止の仕組みづくりなど自発的な貢献 |
書き方のポイント
ポイント①:会社規模と担当業務の規模感を必ず書く
「従業員200名・年商50億円規模の会社で、月次決算(仕訳件数:月平均800件)を2名体制で担当」のほうが採用担当者は経験の重さを正確に判断できます。
ポイント②:改善・効率化のエピソードを1つ以上入れる
Excelの関数・マクロを使った転記作業の自動化、チェックリストの整備によるミスの削減、月次決算クローズの早期化への貢献など「自分から動いた改善エピソード」が1つあるだけで評価が大きく変わります。
ポイント③:使用ツール・スキルを具体的に書く
弥生会計・freee・マネーフォワード・SAP・Oracle・勘定奉行など使用した会計ソフトをスキル欄に具体的に記載します。
例文
例①:経験1〜2年
中堅IT企業(社員150名・年商30億円規模)の経理部(3名)にて、日常仕訳・売掛金管理・経費精算処理を担当。
【実績】
・1年間を通じて仕訳入力のミスゼロを継続
・売掛金管理でExcelの条件付き書式を活用した入金遅延アラート表を作成し、フォロー漏れをゼロにした
・経費精算の不備確認フローをチェックリスト化し、差し戻し件数を月10件 → 3件に削減
例②:経験3〜4年
製造業(社員400名・年商120億円規模)の経理部(6名)にて、月次決算・年次決算補助・固定資産管理を担当。
【実績】
・月次決算クローズを担当前の7営業日 → 5営業日に短縮
・Excelマクロを活用した月次レポート自動作成ツールを構築し、レポート作成時間を月4時間削減
・固定資産台帳の整備により、年次棚卸作業時間を前年比30%短縮
例③:経験5年前後
SaaS企業(社員200名・ARR20億円規模)の経理部(4名)にて、月次・年次決算・税務申告・J-SOX対応を担当。IPO準備フェーズへの参画もあり。
【実績】
・年次決算を初めて主担当として担当し、監査法人からの指摘事項ゼロで完了
・J-SOX対応で業務プロセス文書15本の作成を主担当として完了(3ヶ月以内)
・経理マニュアルの整備により後輩の独り立ちまでの期間を3ヶ月 → 1.5ヶ月に短縮
NG例 → 改善例
失敗①:業務の羅列で終わっている
失敗②:ツール名が書かれていない
まとめ
- 採用担当者は「業務の種類」より「規模感・改善への取り組み・ツール習熟度」を見ている
- 会社規模・仕訳件数・処理件数など規模感を示す数字を必ず入れる
- チェックリスト整備・Excel活用・月次決算早期化など自発的な改善エピソードを1つ以上書く
- 弥生会計・freee・SAP・Excelなど使用したソフト・ツールを具体的に記載する
- 簿記資格は取得年月とともに必ず記載する

